2014/05/27

教養を語る人

社会人になってから学んだことの一つに「教養の大切さ」がある。

ここでの教養とはマルクスやケインズのような古典ではなく、

社会問題に対する知識、それに対する自分の意見である。


今回は自身の失敗談も交え、教養の大切さについて考えてみたい。


1. 車の中での出来事

 

社会人1年目の夏であった。


アメリカからのサプライヤの来日に伴い、彼らを空港からホテルまでピックアップする機会があった。


空港からの1時間半、現地のマネージャーと2人きりというシチュエーションは貴重であったが、すぐに話のネタがつきてしまった。


当時は緊張もあったし、自身の英語力不足ということもあったが、一番の原因は自分の教養/知識、意見のなさ”と分析している。

 

例えば、

 

・いま 何が世界で起きていて、何のトピックに問題意識があって、それに対してどんな意見をもっているのか。


・業界における日本市場はどうなっていて、何が問題で、それに対してどのような打開策・アイディアをもっているのか。

 

そんなコンテンツを相手にぶつけることができたら、自分の名前くらい憶えてくれたのにな、、、と反省した。


2. 接待、パーティー、社交の場で教養は活きてくる

 

ジャーナリストの池上彰氏が


海外のパーティーで日本人は話ができないといわれる。

残念なのは日本人は自分の意見や教養など語るべきことを持たないのを"英語ができないせい"にしている。


とコメントしていて、あぁ耳が痛いなと感じてしまった。

 

英語の発音がプアでも、コンテンツがあれば話を聞いてもらえる。


海外の人たちが普段どんな問題意識をもっていて、何がキーワードになっているか。また、それに対して自分はどう思っているのか。


一朝一夕には教養は身につかないが、日々アンテナを張りつつ仕事をしたいものである。

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